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2013年初しぼりの儀が執り行われました。

2013年11月15日

2013年「初しぼりの儀」

「初しぼりの儀」の様子11月13日(水)「初しぼりの儀」が多度津工場で行われました。初しぼりを行った工場内には新酒独特の芳醇な香りが漂うなか、酒造にたずさわった人たちや金刀比羅宮の神職ら関係者約70名が出席。搾りたての生酒が大杯に注がれ、金刀比羅宮の神職が祭壇に供えて「おいしい酒造りと酒造作業の安全」を祈願しました。

「初しぼりの儀」の様子

「初しぼりの儀」の様子

式次第

修抜(シュバツ) 清めのお祓い(お供え・玉串・新酒・奉仕参列者等)
降神の儀(コウシンノギ) ひもろぎに神様をお招きする
斉主一拝(サイシュイッパイ) お祭りを執り行なう一礼
献餞(ケンセン) お供え物をささげる
お酒の入った瓶子(ヘイシ=お酒の器)の蓋をとって神にささげる
献酒(ケンシュ) 初しぼりの新酒を神にささげる
祝詞(ノリト) 祭りの趣旨を神に申し上げる
清祓いの儀(キヨハライノギ) お祭りになるものをお祓いする(この場合は井戸)
玉串奉奠(タマグシホウテン) 玉串をささげて、感謝の気持ち・お願い事を申し上げる
撤餞(テッセン) お供え物をさげる
お酒の入った瓶子(ヘイシ)の蓋をしめて下げる
斉主一拝(サイシュイッパイ) これにてお祭りを終わりますという一礼
昇神の儀(ショウシンノギ) ひもろぎの神様を神の世界にお帰しする
  • ※ひもろぎ=神事を執り行なう際、臨時に神を招請するため室内や庭に立てた榊

「初しぼりの儀」の様子

今年の初しぼりについて 醸造責任者 酒井史朗より

「初しぼりの儀」の様子まず原料米であります25年産のオオセトは、10月上旬より高瀬カントリーから順次入荷しまして、精米しております。
原料米の品質ですが、8月は一昨年同様の猛暑でしたので、当初は高温障害が心配されました。また9月の台風の影響も懸念材料でしたが、それも杞憂に終わり、量・質ともに充分なものになったようです。24年産の原料米が、高温傷害の影響でやや硬かったことと比較して、25年産はとても使いやすく、良い清酒が期待できるものです。

新米新酒の醪1号は10月24日に仕込み、本日無事に初しぼりを向えることが出来ました。今後、翌年の4月まで酒造りを行います。
仕込が始まった当初は暖かい日が続きまして、精米作業に遅れが見られましたが、現在は順調に推移しております。

新酒しぼりたての官能検査をしました。
新酒らしいフレッシュな風味、なめらかな口当たり、後キレの良さ、今年は昨年と比較してやや辛口に仕上がりました。瀬戸内の食材を使用したお料理、特に魚介類にとても相性が良いと想像できます。
ちなみに即席でスルメと合わせてみましたが、魚介類特有の生臭さが出ずに、逆に旨味、こくが増したようです。
召し上がり方としましては、冷や、ロック、水割り、少し温めてもおいしくいただけます。

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